Part5 土呂久を語り継ぐ

土呂久図書館

 川原一之は1971年11月から1999年にかけて、土呂久の歴史、民俗、暮らし、鉱毒事件、砒素中毒などに関する文献を集め、多くの関係者から聞いた体験談をノートやカードに書き残した。その資料を並べた書棚が、野の花館の廊下の片隅に置いてある。今となっては、二度と集めることのできない貴重な資料ばかりである。
 この資料を撮影した約8万枚の画像は、アジア砒素ネットワークのホームページhttp://www.asia-arsenic.jp/top/) のデジタルアーカイブ「土呂久・松尾図書館」に川原収集資料として保存されている。その画像のうち、著作権やプライバシーを侵すことのないものは公開され、アジア砒素ネットワークの会員にかぎってアクセスできるようになっている。
 新しい時代に、同じような悲惨を繰り返さないために、土呂久公害の教訓をいかしてほしい。そんな願いをこめた図書館だ。

土呂久図書館