Part5 土呂久を語り継ぐ

学習教材の制作

 土呂久公害を学習する小、中、高校は、宮崎県内にもほとんどない。その原因のひとつとして、土呂久公害に関する教材の少ないことがあげられる。
 現在、長崎大学生の濱本志穂さんは、高校1年生のときに環境に関する総合学習の一環として土呂久を訪問した。自分をふくめ、いっしょに訪れた同級生が「土呂久公害」という言葉さえ知らないことに気づいた。二度と公害を発生させないために、若い世代が公害を学んで語り継いでいくことの必要性を痛感し、土呂久の教材作成を思いたった
 土呂久関連の書籍を読み、難解な言葉をやさしく言い替えて、中学生向け環境教育学習教材「土呂久」を制作した。2009年に、その教材を利用して実際に中学3年生に授業をした。教材はその後も、母校の生徒が土呂久を訪問するときの事前学習に利用されている。

土呂久の教材を利用した授業