Part4 慢性砒素中毒症

教師が示した鉱毒病の輪郭

教師が示した鉱毒病の輪郭

 岩戸小学校の斎藤正健先生が、1971年11月の宮崎県教組教育研究集会と翌72年1月の日教組全国教育研究集会で明らかにした土呂久の健康被害は…

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皮膚以外は因果関係不明

皮膚以外は因果関係不明

 宮崎県は1972年2月、一次健診と二次健診の結果を踏まえて、熊本大学病院と宮崎県立延岡病院に合わせて8人の患者の精密検査を依頼した。熊本大…

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環境庁の認定基準

環境庁の認定基準

 環境庁(現環境省)は1973年2月1日、慢性砒素中毒症を第4の公害病に定め、土呂久を公害地域に指定し、同時に公害保健課長名の「慢性砒素中毒…

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行政の姿勢を変える闘い

行政の姿勢を変える闘い

 1975年5月、土呂久の被害者35人が岡山大学医学部の診断書をそえて、宮崎県知事に公害病の認定を申請した。35人の中の23人は認定されたが…

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全身にさまざまな症状

全身にさまざまな症状

 堀田宣之医師は1975年、熊本の病院で土呂久の患者を診察したのをきっかけに、隣県宮崎の山間のむらを訪ねて、自主検診をおこなうようになった。…

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行政健診も全身症状を裏付け

行政健診も全身症状を裏付け

宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)皮膚科の井上勝平医師は、行政不服審査会の口頭審理で「最近まとめた論文の中に、土呂久地区認定患者のなかには高…

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画期的な判断方法

画期的な判断方法

 公害健康被害補償不服審査会は1980年5月19日、請求人4人の「棄却処分を取り消す」という“逆転認定”の裁決をだした。裁決書は、総論の部分…

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慢性砒素中毒症の療養の範囲

慢性砒素中毒症の療養の範囲

 公害健康被害補償法は、認定された患者が慢性砒素中毒症の治療を受けたときは、医療費や療養手当を支給することにしている。では、どんな病気が支給…

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認定要件の変更

認定要件の変更

 環境庁は「慢性ひ素中毒症に関する会合検討結果報告書」(1981年9月10日)を受けて、同年10月28日に新しい認定要件を通知した。 認定に…

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がん死亡者の増加

がん死亡者の増加

 1980年頃、土呂久の被害者ががんにかかって死んでいくケースが目立った。一陣訴訟が結審した1983年2月時点で、原告患者23人のうち12人…

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一番恐ろしいがんの病気

一番恐ろしいがんの病気

 「私達は呼吸器、消化器、循環器、泌尿器、神経、目、耳、鼻とありとあらゆる病状に苦しめられています。中でも一番恐ろしいのが、癌の病気です。原…

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判決も全身の症状を認めた

判決も全身の症状を認めた

 土呂久訴訟の判決は、一陣一審と控訴審、二陣一審の3度言い渡された。どの判決も、砒素中毒が全身に多様な症状を引き起こすことを認めた。以下に、…

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あっせん受諾者にも公健法適用

あっせん受諾者にも公健法適用

 公害健康被害補償不服審査会は1990年3月27日、知事あっせんを受けた9人が公健法の給付を求めて起こした事案の裁決をだした。7人の請求を棄…

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土呂久が教える慢性砒素中毒

土呂久が教える慢性砒素中毒

 堀田宣之医師は土呂久の裁判や行政不服で、長年の検診にもとづいて「土呂久地区住民は、長期にわたって空気、水、食物から曝露されつづけ、きわめて…

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アジアの砒素汚染地をつなぐ

アジアの砒素汚染地をつなぐ

 1980年代以降、アジア各地から砒素中毒発生の報告が届くようになった。1980年に中国・新疆ウイグル自治区、1982年にインド・西ベンガル…

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