Part2 土呂久鉱毒史

かね吹き唄

土呂久鉱山の山神社

古老は焼酎がはいると、土呂久に伝わる「かね吹き唄」をうたった。

 ♫土呂久かな山誰が掘りそめた
  府内山弥どんのヨー掘りそめた
 ♫土呂久かな山かね吹く唄は
  七里聞こえてヨー五里響く
 ♫鳶が舞う舞う床屋の上を
  鳶じゃござらぬヨーかねの神
 ♫床屋千軒みな吹きたつりゃ
  空を舞う鳥ヨーみな落つる
 ♫土呂久かな山山弥どんの庭にゃ
  夏の夜でさえヨー霜が降る
 ♫霜じゃござらぬ十七、八の
  娘白髪をヨー霜と見た

土呂久が銀山として栄えたころをしのぶ唄である。