Part1 発掘された公害病

古文書に表記された「猪鹿」「土路久」

 土呂久について記載されたもっとも古い文書は、慶長14(1609)年におこなわれた検地の台帳「岩戸村竿帳」である。そこには「猪鹿門」の文字があり、屋敷や畑や焼き畑の面積と所有者が記されている。享保17(1732)年の御検地帳の表紙には「岩戸村土路久組」と書いてある。

 近世、「とろく」には「猪鹿」や「土路久」の字があてられていたことがわかる。

享保17(1732)年の検地帳「岩戸村土路久組」の表紙

慶長14(1609)年岩戸村竿帳に書かれた「猪鹿門」の文字